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VIENNA IMPERIAL

VSL の新しいピアノ音源で訪れた、演奏家安息の日。
http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=32200
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曲を作る時は MIDI を使うので、出音はサンプリング音源を使います。

分かりやすくいうと、パソコンに繋いだ(音楽の)キーボードを叩くと、その鍵盤に応じた音のファイル(ラの音だったら「A.wav」とか)を鳴らす仕組みが MIDI で、そのファイルの集まりがサンプリング音源、ということです。

最近はこのサンプリング音源がものすごいことになっている。

ピアノをやっていた人なら分かると思うけど、ピアノの鍵盤って、叩いた強さによって音がかなり違う。それを再現する方法は二通りあって、一つは「f(フォルテ)」ないし「p(ピアノ)」あたりの音を録っておいて、その「再生する音声ファイルの音量を変化させる」と言う方法。

PC が搭載できるメモリが少なかったり、CPU の処理速度が遅かったりしたちょっと昔の、初期のサンプリング音源はこの手法で再現していたけど、この手法はあまりリアルな音じゃない。
なぜなら、ピアノの鍵盤は強く叩くと、「大きい音」+「固い音」になる。逆に弱く叩くと「小さい音」+「柔らかい音」になる。

そこで、もうひとつのやり方があって、「フォルテ」だったら「フォルテ用の音声ファイル」を用意して、「鍵盤を叩く強さに応じて音声ファイルを出し分ける」という手法がある。
こうすれば強く叩いた音は「大きくて固い音」になるし、弱く叩いた音は「小さくて柔らかい」音になる。

「強さ具合」(ベロシティーといいます)というのはどこまでも細分化できる(一応 MIDI の規格では 128 段階まで)ので、細分化具合(ベロシティーレイヤー数)が多ければ多いほどリアルな音になる。

けど、その音を録るレコーディングの際は、ピアノなら 88 鍵だけど、その 88 鍵全部で同じ強さで叩いていかないといけない。その細分化具合分だけ。

冒頭で紹介したピアノ音源は、「100 ベロシティレイヤー」が売りらしい。

100!!

しかも「ペダルを踏んでいる時の音」とか、楽器の演奏は聴く場所によって聞こえる音が違うので「マイクポジションの違い」とか、「共振するピアノ弦の音」とか。100 ベロシティーレイヤー分。

そんなこんなで 1 鍵につき、1200 音声ファイルがある、ということらしい。

このピアノ音源は Bosendorfer 290 Imperial というグランドピアノを収録しているので、92鍵分。

サンプリング音源を作る時は、演奏家の人が必死で「違う強さの音を一音一音鳴らしていったものをレコーディングする」というのが一般的だったけど、この 100 という数字は、あまりにも現実的じゃない。

というわけで CEUS テクノロジーとかいうのをつかって(ピアノにロボット的なものを仕込んでいるみたいですね)、演奏家が用無しになった、ということらしい。
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いいんだかわるいんだか微妙過ぎてよく分からない、という話。

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